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2012.10.13

2012.10.13

みなさま

今日は、NHKのスタジオへ行ってきました。
ラジオ深夜便の、「明日へのことば」という番組の収録でした。
担当の方が何かに目を留めて下さったのでしょうか、
出演のお声かけをして下さったのです。
「チベットと、被災地の事を話して」というご依頼が、
9月の初旬にありました。
私の中では、チベットと被災地は別々の事柄ではなく、
根っこに通底している問題があると思えています。
それで、喜んでお受けしました。
その後一度打ち合せがあって、
先日のトークの会「福島の声を聞こう」にも担当の方がおいで下さいました。
そして今日の収録でした。

現在チベットは、本当に酷い状況に置かれています。
6月から7月にかけて行ってきましたが、”格子なき牢獄”でした。
ラサでは、たった800mほどの環状路のバルコルには
7カ所の交番と10カ所の監視所が設けられ、
武警や特警が待機していました。
バルコルに通じる8本の小道では、
入口に空港並みのセキュリティチェックを受けないとバルコルに入れません。

チベット人は居住証明書のある地から他所へは行けず、
巡礼に出る事も遠くの友人を訪ねる事も出来ません。
移動の自由が無いのです。
監視社会の中で思うことを言う自由もなく、
宗教行事も禁じられ(あるいは逆に観光客集めのために強制され)て、
言葉も文化も否定される中で、
‘09年から、抗議行動としての焼身が続いています。

収録では、そんなチベットの現在を話すことが出来ました。
番組の中でチベットの音楽を一曲流せるという事でしたから、
チベットでは発禁歌になっている曲をと思ったのですが、
これは叶いませんでした。
シェルテンの♪手をつなごう(団結しよう)♪か、♪ニダカルスム(月よ、星よ、太陽よ)♪を、と思ったのですが叶いませんでした。
それで、ちょっと古い曲ですが、
ダドゥンの♪リュォ・チョモランマ♪を流してもらいました。

文革が終わって’80年代後半になってようやく、
チベット語で歌う流行歌が生まれましたが、
ダドゥンはそうしたチベッタンポップスを歌う先駆けだった女性です。
彼女の歌も禁じられ、そして彼女は亡命しました。
数年前に公開された映画『風の馬』で、主役を演じていたのもダドゥンです。
その後、特に’08年以降は
いっそう多くの歌手がチベット人の願いと祈りを歌に託し、
歌による抵抗と抗議を続けています。
いくつもの歌が発禁処分になり、何人もの歌手が拘束されました。

番組の放送は10月22日(月)23日(火)、
いずれも早朝の4;05〜4;45です。
NHKラジオ深夜便、「明日へのことば」です。
もしも、早起きが苦手でなければ、聞いて頂けたら嬉しいです。

収録を済ませて、新幹線で福島に来ています。
明日朝のバス(6;30発)で、南相馬へ向かいます。
明日はみなさまからご協力を頂いた、”床屋&ネイルサロン”です。
その様子をご報告できる事を楽しみにしています。                   いちえ

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